部屋のスペースを活用しやすいベッドとは?
ひと口にベッドと言っても、「フロアベッド」や「脚付きベッド」などさまざまな種類が存在します。そんなベッドの中でも、狭いスペースを有効活用しやすいベッドは、以下のようなものが該当します。
- 折り畳みベッド
- ヘッドレスベッド
- ロフトベッド
- チェストベッド
- 跳ね上げ式ベッド
- ソファベッド
- フロアベッド
||||折り畳みベッド
その名の通り折り畳みベッドとは、折り畳み機能が備わったベッドのことです。ベッドを使わない時は2つに(または複数に)折っておけるので、部屋のスペースを広く使うことができます。折り畳みベッドの中には、移動がしやすいようキャスターが付いているものも多く、「使わない時は部屋の隅に移動させたい」というケースにおいても適したベッドです。このほか、折り畳みベッドによっては、折り畳んだ状態のまま布団やマットレスを干すこともできます。移動のしやすさと機能性の両方に優れているベッドと言えるでしょう。
||||ヘッドレスベッド
限られたスペースにベッドを置くのであれば、ヘッドボードのないヘッドレスベッドを選ぶのも手です。ヘッドボードとは、ベッドの頭側にある板のことで、部屋のインテリアを整えたり枕のズレを防止したりする役割があります。中には、時計や電気スタンドなどを置くことができる、棚が付いたヘッドボードもあります。一方ヘッドボードが付いたベッドは、ヘッドボードの分だけ部屋のスペースが狭くなります。少しでも部屋のスペースを広く使いたい場合は、ヘッドレスベッドを選択しましょう。
||||ロフトベッド
ロフトベッドは、長い4つの脚が特徴的なベッドです。上下段のうち「下の部分がない二段ベッド」を想像してもらうと形状のイメージがしやすいでしょう。デスクを置いたりテレビボードを設置したり、ベッド下の空間を有効活用することができます。ロフトベッドによって、ベッドの高さやデザインなどが異なるため、好みに合わせて選ぶのも良い方法です。一方ロフトベッドは脚が長い分、天井までの距離が短くなります。そのため、天井の高さによっては睡眠中に窮屈さを感じやすいのがロフトベッドのデメリットです。
||||チェストベッド
ベッド下が収納スペースになっているチェストベッドも、狭い部屋にお勧めのベッドと言えるでしょう。複数の引き出しがタンス(チェスト)のように付いているのが特徴です。ベッドと収納スペースを兼用できれば、部屋に設置する収納家具などを減らすことができます。ただしベッドの引き出しを開けるためのスペースを部屋に確保しておかないと「収納スペースが利用しづらい」、または「利用できない」という事態になりかねません。
||||跳ね上げ式ベッド
跳ね上げ式ベッドは、文字通り「床板の部分が跳ね上がるベッド」のことで、収納ベッドと同じくベッド下が収納スペースになっています。チェストベッドのように、引き出しを開けるためのスペースがなくても、物の出し入れを行いやすいのが特徴です。収納スペースに仕切りがない分、跳ね上げ式ベッドは「収納スペースの広さ」にも優れています。一方、跳ね上げ式ベッドは跳ね上げの仕組みが複雑な分、組立てるのが難しいケースもしばしばです。狭いスペースを有効活用するべく「ベッドと収納スペースを兼用したい」という方であれば、それぞれの特徴を把握したうえで選ぶと良いでしょう。
||||ソファベッド
ソファベッドは、形状を変えるなどして「ソファとしてもベッドとしても使えるベッド」のことです。普段はソファとして利用し、眠る時だけベッドとして活用すれば、部屋のスペースを有効活用しやすくなります。ソファとして使用する際は、毛布や掛け布団などを片付ける必要こそありますが、部屋のスペースの問題で「ベッドとソファを両方設置できない」という方におすすめのベッドです。
||||フロアベッド
「部屋の空間を活かす」という目的であれば、フロアベッドを選択するのもおすすめです。フロアベッドには脚がなく、ベッドの底板が床に近いという特徴があります。ベッドの高さが低ければ、空間に占めるベッドの割合も低くなり、それだけ部屋の圧迫感の軽減にも繋がります。以上の点から、フロアベッドは空間を広く使いたい方にお勧めなベッドです。一方、フロアベッドは床との距離が近くなる分「湿気がこもりやすい」「ホコリがつきやすい」という欠点があります。フロアベッドを使用する際は、部屋の通気性を確保して湿気を逃がしたり、小まめに掃除をしてベッドにホコリがつくのを防いだり、相応の対策が必要となります。
上記のように、「狭いスペースを有効活用しやすいベッド」は数多く存在します。ベッドに求める機能や種類別のメリット・デメリットを把握したうえで、目的に合ったベッドを選択してください。